減塩で健康に!意識しないと難しい減塩の話
食生活についての話になると時々出てくる減塩の話。よく塩の摂りすぎはいけないと言われるけれど、なんで塩を摂りすぎるのがいけないのかよくわからないという方もいらっしゃるかも知れません。
今回は塩の摂りすぎがどうしていけないのか、また減塩するにはどうしたらいいのかを考えていきましょう。
●塩を取りすぎるデメリットは?
ついつい取りすぎてしまう塩ですが取りすぎは何が悪いのでしょうか?
以下に示していきます。
•高血圧を引き起こす
食塩の過剰摂取は高血圧を引き起こします。高血圧が続くと血管がもろくなり、脳卒中や心筋梗塞を引き起こしやすくなるほか、腎臓に負荷がかかり、腎臓の病気も起こりやすくなります。
•夜間頻尿の原因になる
塩分の取りすぎは夜間頻尿の原因になるという研究が最近発表されています。塩分の摂取量を減らすことで夜間頻尿も改善する場合があります。
•食欲が増えて肥満につながる
塩分を摂りすぎると食欲が増えるという研究も出てきています。塩分を減らすことで適切な食事量を実現できるかも知れません。
●塩分を減らすのは意識しないと難しいい
WHOによると塩分の1日摂取量の目標は男性8g 女性7gです。では普段食べている食事にどれだけ塩が含まれるかみてみましょう
カップ麺1杯を汁まで全部食べた→塩分量5.5g
握り寿司1人前醤油込み→塩分量5g
カレーライス1人前→塩分量3.3g
塩鮭1切れ→塩分量3.3g
味噌汁1杯→塩分量1.5g
このように普段何気なく食べているものでもかなり塩分を含んでいるのです。塩分を減らすためには日々意識することがとても大切です。
●塩分を減らすためのコツ
日本高血圧学会が塩分を減らすためのコツを提示しています
•新鮮な食材を使う
食材の持ち味を生かして、素材の味を楽しむことで調味量の使いすぎを防ぐことができます。
•香辛料や香味野菜、果物の酸味など塩味以外を利用する
塩分を使わなくても出せる味を取り入れることで塩分を減らすことができます。
•低塩の調味料を利用する
減塩の味噌や醤油などの減塩調味料は強い味方になります。
•味噌汁は具沢山で
具をたくさん入れることで塩分が少なくても美味しいと感じることができます。
•外食・加工食品はなるべく控える
外食や加工食品は塩分が多く含まれるため、なるべく避けた方が良いでしょう。
•漬物は食べ過ぎない
漬物は小さいですが多くの塩分を含んでいます。ついつい美味しくて手軽に食べてしまいますが減塩のためには食べ過ぎないようにしましょう。
•味付けを確かめてから調味料をつかう
味をみて調味料を使うことで、不要な調味料を減らして減塩につなげることができます。
•ラーメンなどの汁は残す
麺類の汁には多くの塩分が含まれています。減塩のためにはなるべく飲まないようにしましょう。
意識しないとしにくい減塩ですが健康に対する効果は高いものになっています。日頃の食生活を見直して健康にすごせると良いですね!