その人にあったやり方で…(状況判断も大切です)

いよいよ本格的に冷え込んできましたね。今週に入ってからは、首都圏でも場所によっては初雪や霜、ヒョウなども観察されているようです。(まださすがに積雪している地域はないようですが…)。皆様、お出かけの際にはどうぞお気をつけて。防寒だけではなく、滑ったり転んだりにもご注意くださいね。

さて、昨日は『認知症』の話が出ましたが、その予防方法も、実際に症状が出た後の対策も、意外と似ていると言いましょうか、基本的な部分には共通点もあるのだな、と思いました。まとめてみると、①食事、②運動、③対人交流、というところでしょうか。

しかし、実際に症状がある際の対応・対策には個人差がある、と言いましょうか、その方のご性格や取り巻く環境、もしくはご家族のご事情などによって、できることとできないこと、上手くいくことと、そうではないことがあるのでは、とも思いました。(実際に、そのお家、その方にあったやり方を工夫されていらっしゃることもとても多いように思います)。

なので、状況によって臨機応変に…、と言いますか、対策や対応が変わってくる、いうことはとても大切だと思います。

例えばですが、受験生の勉強方法は、『その方にあったやり方を』ということが、割と知られていると思います。(もちろん、『○○メソッド』のように、『多くの人に向く』とされるやり方もありますし、『基本姿勢』のような、実際の勉強方法に関係なく使われる『考え方』や『心構え』もあるとは思いますが…)。

『個別指導』や『家庭教師』のメリットは、やはり、その方にあったやり方で対応してもらえる、ということではないでしょうか。教科の得意・不得意もそうですが、普段の集中力がどのくらい続くのか、気分転換がどのくらいの頻度で必要か、たくさん話しかけてあげた方が良いのか、静かに見守る方が良いのか…。専門の先生方は、きっと、もっとたくさん考えていると思います。趣味の話や悩み事を聞き出したり、どんなものがご褒美になるのか、モチベーションを上げるにはどんな関わり方が良いのか…。きっと、そういうことを判断した上で、計画を立てていると思います。

また、最近、美容業界でも、『その人にあったやり方』というのは重要視されてきているように感じます。その人の肌質にあった化粧品やケアの仕方。その人の体質にあったサプリメント。ダイエットやエクササイズも、その人の状態や生活習慣にあわせて、個人トレーナーや栄養士さんがメニューやプログラムを考えてくれる時代です。

同じように、学校で困った時、会社で困った時、家事で困った時、育児で困った時、本当なら『その方にあった』方法があるのではないか、と私は思っています。その方のご性格もそうですし、置かれている状況、使える時間やお金、ご家族構成やお仕事、生活習慣などなど…。そんなことによっても、『対策』や『対処方法』は違ったものになってくると、思います。

ですので、他の人にあっていることが、必ずしもご自分にも当てはまると考えないで、ご自分にあった方法を見つけて頂けたら…、と、切実に願っています。その方らしいやり方で、その方にあった解決方法で、その方らしい人生を送って頂けたら、本当に素晴らしいと思います。

相談室では、まずはお話をゆっくりお聞きした上で、その方にあった対応や方策をご一緒に考えていく、ということを重視しています。お困りの際にはお気軽にご相談ください。(山田)