よい睡眠を

コロナ禍での生活もどんどん長引き、いまの生活様式がすっかり定着してしまいましたね。神奈川県もまん延防止等重点措置が適用となり、まだまだ油断ができない状況です。
生活様式は一変しましたが、在宅ワークや荷物の置き配、通勤時間の混雑軽減などが定着してきて、実は効率が良くなった! 仕事や出勤のストレスが減った! という巷の声も多いようです。ご家族と一緒に過ごす時間が多くなって、会話が増えたり、関係が深まったりしたという方もいらっしゃるかもしれません。コロナが席巻している生活は先が見えず不安になりますが、生活の変化がもたらしてくれたものも多いかもしれないですね。

一方で、外出の機会がめっきり減り、運動不足やメリハリのない生活になったという方もきっと多いのではないでしょうか。日に当たることや、体を動かすことが減ったりすると、睡眠の質に影響が出てくるかもしれません。寝る前にコロナの収束について考え出すと、さらに眠れなくなってしまいそうです。
質の良い睡眠は、心身の健康を保つのに欠かせません。疲労回復だけではなく、仕事への集中力や、記憶した内容の定着にも大きく関わります。また、免疫力にも大きく関係しています。睡眠時間を充分にとれていると、体の中でウイルス抗体が作られるスピードが早まるので、いまの生活において無視できないトピックと言えるでしょう。
出かけられないストレスや、余った体力から、ついつい深夜までメディアに触れていたり、コロナ関連のニュースを見てしまい就寝前に不安になってしまったりするかもしれません。このように脳が興奮してしまっている状態だと、なかなか寝付けず、睡眠が削られてしまいますね。スマホを手放して体を温めて、日々しっかり睡眠をとりたいところです。
寝付くための儀式として羊を数えるのがよく挙げられますが、実はそればかりに集中してしまって、逆効果だと知りました。首や耳周りのマッサージや、腹式呼吸を繰り返すなど、リラックスを促すためのさまざまな入眠法があるので、自分に合ったものを見つけて、免疫を高めていまの生活を乗り切りたいですね。

>  睡眠について、こちらの雑誌がとても興味深かったので、おすすめいたします。
>  Newton別冊『睡眠の教科書』