Dr.Naokiの森田療法コラム ~森田療法とは?~

~森田療法とは?~

森田療法は不安に対処する最も効果的な方法ではないかと思っています。この内容に入る前に、わかりやすいメタファーとして、西鎌倉の住民のみなさんが集まって考案した(わたしもアドバイスさせていただきました)「なんでもクリーニング」という紙芝居を紹介します。

ある日鳥さんはどういうわけか、こころが重くなったことを実感します。みなさんはどのような時にこころが重くなりますか?例えば「大切なひとが亡くなった時」、「大切なものをなくした時」、職場では「プレゼンに失敗した時」、「失恋した時」、「けがをした時」そして「トラウマ(こころの傷)が想起された時」などをあげることができるでしょう。

人間は本当にややこしいものですね。逆にみなさんはどんな時にこころが軽くなりますか?例えば「困った時に助けられた時」、「祝い事の時」、「共感された時」、「愛情を貰った時」などを挙げることができるでしょう。

鳥さんはたまたま通りかかったアライグマさんの「なんでもクリーニング」という看板を目にして、入りお調子者のアライグマさんに「こころを洗濯してくれますか」と頼みます。お調子者なのでひきうけたアライグマさんが川で大事なこころを洗濯しているうちに、うっかりこころを洗濯しているうちに川に流されてしまい、こまった鳥さんが仲間と探してもみつからず、「こころさがし」の旅にでるという物語です。最後にみなが鳥さんのことを心配してくれて、結局「探さなくてもいまのままでいい」ということに鳥さんが気づくという物語です。鳥さんは自分の中に「こころ」というものがあって、それが「重くなった」とか「見失った」とかとらえていたのですが、アライグマさんも含めたまわりの動物ちが自分のことを心配して「こころが温かくなる」ことを体験し、本当は「こころは自分の外にある」という気づきだったのです

※次回は「実は「不安」が関与している」についてのコラムになります。