Dr.Naokiの森田療法コラム ~「第十三回目」まとめ・最後にお伝えしたいこと~

まとめ

最後に以下の点が重要と考えます。わたしの恩師岩井寛が提唱していました。

一、自分の存在を正しく認識する。時間と空間における自分の位置を把握する。

分かりにくいことばかも知れません。「いまの自分がどのような存在なのか?」を把握するようにしていくということです。「わたしなんか生きていてもどうしようもない存在?」、「みなに嫌われている存在?」本当にそうでしょうか?(事実唯真?)

一、自分の苦悩が「とらわれ」に陥っていないか確認する。

いわゆる「不安の渦」にいつしかとりこまれ、そこから抜け出すことができていないのではないでしょうか?

一、とらわれの内容を整理し、それをあるがままに認める。

職場の上司に自分のミスを指摘されてから、上司の視線が怖くなり、職場に行けなくなった。考えすぎかもしれない。少し距離をおいて仕事を継続することもできるかもしれない。

一、自分の真の欲望(生の欲望)が何なのかをじっくり考える。

いまの職場での仕事が本当に自分に合っているのか?なにか別の仕事が適しているのか?今後に向けてなにか自分にできることがあるのか?

一、生の欲望を実現するために目的本位の行動をとる。

いまの職場での仕事を続けながら、将来自分がなりたいと思う「○○」の資格を取るための準備をする。

一、自己陶冶、自己確立を図る。

いい加減な自分、過去の失敗はどうにも仕方のないこととして受け止め、これからの行動で自分なりに納得できる行動をする。

一、人間としての自由を求め、それなりの個性を生かし、創造的な生き方を試みる。

自分の力で悩みが少しでも軽くすることができるようなグループ活動も含めた生き方ができないであろうか?

 

このようなことがらをみなさんと一緒に考え、一緒に解決の道を探っていきたいと考えています。よろしくおねがいします。

令和8年7月30日

渡邉 直樹