Dr.Naokiの森田療法コラム ~「第十回目」発達障害について~
発達障害:
発達障害ということばはいま「はやり」と思われ、「認知症」と同じく人々を不安にさせます。
「自分は発達障害か調べたい」と訪れる方も少なからずいらっしゃいます。
「最近職場で気づかないミスをしてしまった。大丈夫でしょうか?」など。
よく話を聴いてみると若い頃はまったく問題なく過ごしてきたとのこと、発達障害は小さい頃からの普通の子どもたちと異なったことに
関心を示すことから「凹凸」の行動に結び付き、周囲から違和感をもたれてしまうのです。
むしろ問題は診断名に左右されて不安が増大していく心理プロセス(精神交互作用)にはまってしまっている可能性があります。
また発達障害であっても、「自分はほかの普通の人より劣っている」などと考えることは「悪智」doxaにつながります。
エジソンも発達障害であったといわれています。生来普通の人以上にある特定の事柄に過剰に集中することで、他者とのコミュニケーショ
ンが成り立たなくなる、あるいは他者との共同生活が困難になってしまいます。五感についてもアンバランスになっていることが多く、
修正が困難です。しかし程度の違いによってですが、本人が早めにこのことに気づき、あるいは周囲の人たちと協力が得られて、
修正が可能と考えます。森田療法では本人がいわゆる「不安の渦」に陥って困っている場合には、この部分の修正は可能と考えます。
普通のひとと同じ人生を歩まなければならないわけではなく、
自分に見合った生活環境、自分を受け入れてくれる人間関係を作っていくことは可能と思います。
※次回は「摂食障害」について考えてみましょう。









