Dr.Naokiの森田療法コラム ~人間は自然の一部であるということ~
~人間は自然の一部であるということ~
西洋の人たちには受け入れがたい話かもしれませんが、東洋人の私たちには比較的受け入れやすいのではないでしょうか?それは、日々の生活の中で、自然を信仰する儀式を小さい頃から体験しているからではないかと思われます。
とはいえ人間以外の動植物は、それぞれの種族保存の方向に向かって変化過程をたどっています。例えば、野生の熊も、これまでは人間を襲う必要などなかったのに、自らの生活領域の食べ物が見つからず、人間の生活する領域に侵入せざるを得ず、そこで人を食べることで自己保存を図ろうとしているのです。人間も他の動植物と同じように肉や野菜を食べ、成長し、子供を産み、自己保存を図ろうとしているのは他の動植物と同じですが、それだけではなくいつしか「いかに生きるか」という精神活動を持つようになり、己の生き方を反省し、同時に生産的な欲望をもつようになったのです。
~現代社会はストレスの多い時代~
ところでわたしたちが生活する現代社会は情報過多であり、様々な刺激を受け、誘惑に曝され、決断を迫られ、とらわれとはからいの悪循環から不安が増大していきます。
そして高齢者は変化のスピードについていけず、ますます孤立し、生きる不安を強めていくのです。
不安の統計(AI)
ところでAIで不安の統計について調べてみると、不安障害の罹患者数は世界で3.59億人であり、女性が多いといいます。我が国の場合は、WHOの世界統計に基づく推測ですが、およそ1000万人といわれています。そして2019年末からのコロナ禍での不安要因が増え(感染症や災害そして犯罪)、さらに職場でのストレスが増加し、8割超が不安を示すものであったとのことです。そして若年層や女性において、不安やうつの割合が高いことが分かりました。
そして日本人の悩みとしては健康・病気についての不安が71.7%で、介護についてが51.8%、収入についてが31.8%でした。さらに働く世代の不安としては、働く人の67%が将来に不安を感じていたのです。(連合調査)
※次回は「森田療法とは?」についてのコラムになります。









